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治療について

監修:独立行政法人 国立病院機構 大阪南医療センター 臨床研究部 免疫異常疾患研究室長 リウマチ科医長
辻 成佳 先生

治療について

薬物療法で痛みを抑えながら、運動療法で関節が固まらないようにすることが治療の基本です。
薬物療法としては、非ステロイド性抗炎症薬、サラゾスルファピリジン、生物学的製剤などが用いられます。
局所の強い疼痛に対しては、その部位にステロイド薬の注射を行うことがあります。
日本では強直性脊椎炎の治療薬としては認可されていません。

強直性脊椎炎の治療

強直性脊椎炎の治療

5)公益財団法人日本リウマチ財団リウマチ情報センター http://www.rheuma-net.or.jp/rheuma

非ステロイド性抗炎症薬(痛み止めの薬)

薬物療法の中心となるお薬で、まず非ステロイド性抗炎症薬から治療を始めます。炎症を抑えたり、痛みをやわらげたりする作用があります。

市販の頭痛薬、かぜ薬などにも有効成分として非ステロイド性抗炎症薬が含まれていることがあるので、一緒に服用する際には必ず薬剤師や医師に相談してください。

サラゾスルファピリジン

手足の関節の炎症に対して、効果があるといわれているお薬です6)

※日本では強直性脊椎炎の治療薬としては認可されていません。

6)Braun J, et al.:Ann Rheum Dis. 2011;70(6):896-904.

生物学的製剤

2010年から使われるようになったお薬で、非ステロイド性抗炎症薬による治療で症状が改善しない場合などに用いられます。

非ステロイド性抗炎症薬とは別の機序で炎症を抑えるお薬です。

局所注射(ステロイド薬)

仙腸関節(骨盤)や手足の関節の炎症に対して、効果があるといわれています。関節内や局所にステロイド薬を直接、注射することがあります。

生物学的製剤とは

生物学的製剤とは、最先端の技術(バイオテクノロジー)によって、生物が産生するたんぱく質から作られたお薬です。従来の医薬品に比べお薬の構造が複雑で、くちから飲むとからだの中で吸収されにくいため、ほとんどが注射剤となっています。

生物学的製剤と従来の医薬品の違い

生物学的製剤と従来の医薬品の違い

生物学的製剤の特徴7、8)

生物学的製剤のメリットの1つは、病気に関連する物質にピンポイントで作用するため、高い効果が期待できることです。また、効果を発揮している時間が長いというメリットもあります。

ただし、その一方で従来の医薬品に比べ、お薬の値段が高いという問題や、投与中は感染症にかかりやすくなる可能性があるといったデメリットもあります。

生物学的製剤の特徴

7)長坂憲治ほか:臨床検査. 2011;55(11):1349-1358.
8)内田智美ほか:治療学. 2010;44(2):247-250.

生物学的製剤の進歩

生物学的製剤は、1980年代から開発が行われていますが、最初の頃はマウス由来のたんぱく質(マウス抗体)で構成されていたため、ヒトのからだの中に入ると、アレルギー反応を起こしたり、作用が弱まってしまうことがありました。

その後、技術の進歩により、ヒト由来のたんぱく質(ヒト抗体)の割合が高い生物学的製剤が作られるようになり、より治療の選択肢が増えました。

抗体の種類

8)内田智美ほか:治療学. 2010;44(2):247-250.

なぜ、生物学的製剤は高価なのでしょうか?

生物学的製剤は従来の医薬品に比べ、製造工程が複雑で、大規模な設備が必要であることから、お薬の値段が高くなっています。患者さんの経済的負担を少しでも軽くするよう、現在、製造技術の改良などのさまざまな研究が行われています。

生物学的製剤はいろいろな病気の治療に貢献しています

生物学的製剤は、これまで効果的な治療法があまりなかった関節リウマチ、乾癬、喘息、多発性硬化症など、幅広い病気の治療に用いられています。関節に炎症が起こる関節リウマチの治療では、15年以上も使用されてきた実績があります。

強直性脊椎炎と生物学的製剤

強直性脊椎炎の患者さんでは、炎症を引き起こす物質(サイトカイン)が過剰に作られており、これがいろいろな症状を生じる原因の1つと考えられています。
サイトカインのなかでも特にIL-17A(インターロイキン・17・エー)という物質が深くかかわっていることがわかっています9)
生物学的製剤にはこのサイトカインのはたらきを抑える作用があります8)

8)内田智美ほか:治療学. 2010;44(2):247-250.
9)門野夕峰:THE BONE. 2017;31(2):187-192.

強直性脊椎炎の病態

強直性脊椎炎の病態

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