コセンティクスについて:

治療中に気をつけること

監修: NTT東日本関東病院 皮膚科部長
五十嵐 敦之 先生

コセンティクスでの治療中は、感染症予防や生ワクチン接種に注意

コセンティクスなどの生物学的製剤は、本来からだを守っている免疫に関わるサイトカインのはたらきを抑えるため、からだの一部の免疫機能が弱まり、病原菌やウイルスに対する抵抗力が弱くなる可能性があります。そのため、コセンティクスでの治療中は次のことに注意が必要です。

感染症予防のための体調管理

感染症予防のための体調管理

かぜやインフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染症からからだを守るため、日ごろから手洗い・うがいを習慣づけましょう。

感染症予防のための体調管理

外出するときはマスクなどで予防を心がけましょう。

ワクチンによる予防接種をする際の注意

コセンティクス投与中に生ワクチン(BCG、麻疹[はしか]、風疹、水痘[みずぼうそう]・帯状疱疹、流行性耳下腺炎[おたふくかぜ]など)を接種すると、感染症を起こすおそれがあるため、生ワクチンの予防接種はできません。
その他のワクチン接種を希望される場合も、必ず主治医にご相談ください。

日常生活では、症状を悪化させないために、皮膚への刺激、食事、ストレスなどに気をつける

その他に、乾癬の症状を悪化させないために次のことに注意してください。

皮膚への刺激を避ける

皮膚を刺激すると症状が悪化することがあります。また、皮疹のない部分をこすると、新たな皮疹ができてしまうことがあります。
皮膚をこすったり掻いたり、無理にかさぶたをはがしたりしないようにしましょう。
衣類は肌とこすれないようにゆっくり着るようにしましょう。

食事はバランスよく

治療中の食事制限はありませんが、バランスのよい食事を心がけてください。乾癬患者さんはメタボリックシンドロームに関連する病気になりやすいので、脂っこいものや糖質のとりすぎに注意し、野菜を多めにとるようにしましょう。

ほどよい運動

体操やウォーキングなどの軽い運動は気分転換になり、肥満による症状の悪化を防ぐことにもつながります。

お酒やタバコは控える

お酒やタバコは、乾癬の症状を悪化させる要因です。お酒はできるだけ控え、禁煙に取り組みましょう。

入浴はぬるめの温度で

注射直後を避ければ、注射した日にも入浴はできます。
お湯はぬるめの温度にし、せっけんはよく泡立てるなど、肌にやさしい入浴をこころがけましょう。
入浴剤を使う場合は保湿系の入浴剤を選び、入浴後は乾燥しないように保湿しましょう。

ストレスをうまく解消

ストレスにより乾癬が悪化するといわれており、実際に多くの患者さんがそのことを実感しています。
趣味を楽しんだり、適度な運動をしたり、自分なりのストレス解消法をみつけるようにしてください。ストレスをためないために、十分な睡眠も大切です。