コセンティクスについて:

副作用を知っておきましょう

監修: NTT東日本関東病院 皮膚科部長
五十嵐 敦之 先生

起こりうる副作用を理解し、特に注意が必要な副作用の症状がみられたら、すぐに主治医に連絡を

コセンティクスを投与すると副作用が起こる可能性があります。もし副作用かな?と思ったら速やかに対処することが大切です。気づかずにそのままにしておくと重症化してしまうことがあります。これらの症状がみられたり、少しでも体調が良くないときは、すぐに主治医に連絡してください。特に「息苦しい」などの症状がみられ、重いアレルギー症状が疑われる場合には、救急車などを利用してすぐに受診してください。

特に注意が必要な副作用

重いアレルギー症状1)

多くの場合、薬剤投与後30分以内に、「皮膚の赤み」「じんましん」「のどのかゆみ」「吐き気」「くしゃみ」「せき」「声のかすれ」「息苦しい」「どうき」「ふらつき」などの症状がみられます。

結核、肺炎などの重い感染症2)

「発熱」「せき」「息苦しい」などの症状がみられます。

炎症性腸疾患(IBD)3) (えんしょうせいちょうしっかん)

「腹痛」「頻繁な下痢」「便に粘液や血液が混じる」などの症状がみられます。

炎症性腸疾患:
潰瘍性大腸炎やクローン病といった小腸や大腸などに慢性の炎症が起き、潰瘍やただれができる病気

紅皮症(剥脱性皮膚炎)4) (こうひしょう[はくだつせいひふえん])

「ほぼ全身の皮膚が赤くなる」「フケやかさぶたのようなものができて、はがれ落ちる」などの症状がみられます。

紅皮症(剥脱性皮膚炎):
全身の90%以上の皮膚が赤くなり、それに伴ってフケのようなものがはがれ落ちる状態

予想される主な副作用

かぜなどの感染症の症状

のどの痛み、さむけ、熱、せき、からだがだるいなど

参考資料

  1. 1)

    厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル アナフィラキシー(令和元年9月改定)

  2. 2)

    日本皮膚科学会乾癬生物学的製剤検討委員会.:乾癬における生物学的製剤の使用ガイダンス(2019年版), 日皮会誌. 2019;129(9):1845-1864.

  3. 3)

    日本消化器病学会ホームページ:用語集 潰瘍性大腸炎, クローン病

  4. 4)

    佐伯秀久:日本臨牀. 2018;76(1):41-45.