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投与後の確認事項

患者への注意喚起

本剤投与後に、患者がいつもとは違う何らかの異変を感じたら、速やかに主治医、看護師、薬剤師に連絡するようにご指導ください。重篤な副作用は、早期発見が大事です。特に、次のような症状があらわれた場合は、次の受診日を待たずにすぐに病院に連絡し、感染症の副作用が疑われたときには、他科および他施設の連携先を受診するようにご指導ください。

  • ・風邪っぽい症状(咳、鼻水、のどの痛み、頭痛など)が続いている。
  • ・発熱がある。
  • ・皮膚に発疹(蕁麻疹など)がみられる。
  • ・皮膚がかゆい。
  • ・息切れや息苦しさがある。
  • ・動悸がする。
  • ・疲れやすく、だるさを感じる。

予防接種について

患者には、可能な限り、不活化ワクチンの接種を行うようにご指導ください。

  • ・流行前にインフルエンザワクチンを予防接種する。
  • ・高齢者、糖尿病などの基礎疾患を有する患者には、肺炎球菌ワクチンを予防接種する。

海外の臨床試験において、本剤投与後に不活化ワクチン(髄膜炎菌およびインフルエンザワクチン)を接種した健康成人において、本剤未投与の被験者と同様の免疫応答が認められました。本剤は、これらのワクチン接種による体液性免疫応答に影響を及ぼさず、本剤投与中に不活化ワクチンを投与できる可能性が示されています。

  • ※ 本剤投与中は、生ワクチン接種による感染症発現のリスクを否定できないため、生ワクチン接種は行わないでください。

(参考)日本で接種可能な生ワクチンの種類(2015年5月18日現在)

定期接種 BCG、麻疹・風疹混合(MR)、麻疹(はしか)、風疹、水痘
任意接種 ポリオ、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、黄熱、ロタウイルス:1価、5価

国立感染症研究所 感染症疫学センター
(2016年9月1日アクセス:http://www.nih.go.jp/niid/ja/vaccine-j/249-vaccine/589-atpcs003.html)

投与後に行う検査

本剤は、IL-17Aの作用を選択的に抑制する薬剤で、免疫応答の下流を阻害し、正常な免疫応答に影響を与える可能性があるため、本剤による治療中には細菌・真菌・原虫・ウイルス感染に十分注意して、必要に応じて適切な検査および処置を行ってください。発熱、咳、呼吸困難(息苦しさ)などの症状の訴えがある場合には、そのつど細菌性肺炎・結核・ニューモシスチス肺炎(PCP)や間質性肺炎などを想定した対処が必要です。発熱、咳、呼吸困難に対するフローチャートに従って診断・治療を実施してください。

本剤治療中における発熱、咳、呼吸困難に対するフローチャート

  • ※ 患者がアガリクスや菌糸類を主成分とした健康食品等を摂取し、血中β-Dグルカンが異常値を示す事例もあるため、健康食品等の摂取の有無を問診時に確認し、摂取している場合は、本剤投与期間中はそれらを摂取しないようにご指導ください。

治療開始後チェックリスト

本剤を投与後は、以下のチェックリストに従って経過を観察してください。

投与開始後チェックリストをダウンロードする

治療開始後チェックリスト

以後は、半年毎を目安に実施してください(HBs/HBc抗体陽性の場合は、より頻回に行うことが望ましいでしょう)。
抗核抗体が陽性の場合には、抗dsDNA抗体も測定してください。
関節症性乾癬にてMTXを併用する場合は、血液検査時にKL-6も測定することが望ましいでしょう。

[大槻マミ太郎他:日皮会誌 121(8) ; 1561-1572, 2011]

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